断食について学ぶ

概要

断食とは、一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為である。 一定の食物を(期間を定めず)恒常的に禁忌することは除かれる。

断食は世界の諸宗教に広く見られる[3]。 断食では食事は断つものの水だけは飲む場合もある。食料を摂らないことを絶食または不食(ふしょく)とも言う。

起源や動機

断食の起源や動機については宗教によって説明が異なり、またひとつの宗教の中でも、時代・個人によって意義が異なる場合もある。 原始社会で行われている断食では、その歴史的起源、本来の意義すら不明であることもあり、習俗的に行われていることも見られる。

上述のように断食の動機(目的)を全て一般化して述べることは困難であるが、学者によっていくつかの分類が挙げられている。

人生のサイクルの中で繰り返し現れる危機的状況(妊娠出産・死など)において、その難を避けるために行われる断食。
出産の前後に、妊婦やその夫に断食が課される未開部族も多い。家族が死んだ場合、遺族が全ての食物を断ったり、一定の食物を断ったりする部族も多い。(日本では、死者の命日に遺族は生もの(なまもの)を絶つ風習がある。)このタイプの断食についての説明はいくつも試みられているが、そのどれも定説とはなっていない。
祈願(祈り)を行う場合に、その効果をより高めるために行う断食。
イスラーム教においては断食は非常に功徳があるとされており、「断食中になされる祈願は必ず聞き入れられる」とされている。
精神を鍛える修行の一形態としての断食。
古より多くの宗教で行われている。

非宗教的な断食

健康法としての断食 。
医療目的、ヘルスケア目的の断食(断食療法)。英語ではファスティング(fasting)。
デトックスとしての断食。
ダイエットとしての断食(上記のファスティングを応用したものも含んでいる。正しい方法・指導に沿い実行しないとリバウンドし徒労に終わることもある)。
自身の思想を世界に訴えることを目的とした断食(ピースフードen:Food for Peace)。
抗議手段としての断食(=ハンガー・ストライキ)。